挨拶行動

そして、その相手と多少なりともつながりがあったり、自分にとって何かしら意味を持ちそうな相手である場合、自分にとって好ましい相手か好ましくない相手か、不利な相手か不利でない相手か……という評価を直観的にしているのです。とくに、自分に危害を加えるかどうかは一番重要な問題です。人間は他の相手に出会ったときに、自分は危害を加えないというサインを出しています。こうした行動は人間だけでなく、他の哺乳類動物にもみられます。それが「挨拶行動」で、人間のそれは挨拶です。たとえば、日本人の挨拶は頭を下げるのが基本的なパターンです。また、外国人のように頬にキスしたり、身体を抱き合ったり、握手をしたりというのもそうですし、鼻と鼻を触れ合わすとか、腕を組む、十字を切るなど、一風変わった挨拶行動もあります。そのなかで、もつとも普遍的な挨拶行動は〃笑顔″です。このように、私たちは他人と出会ったとき、分析的にではなく全体的に直観的に相手の印象をつかみ評価していますが、この評価はときとして間違えますし、また間違えやすい人もいます。たとえば、被害妄想患者の多くは、他人が自分に対して悪意を持っていると考えたり、自分に対して相手が陰謀をたくらんでいると考えます。しかし、私たちが出会うほとんどの人は、自分にとってはむしろ意味のない相手です。それに特別な意味づけをするI。もし、ここで→出会った相性が合う人と結婚しても仲が悪くなったらここを思い出してください。

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