恋愛感情

それが妄想の入口です。その妄想と正しい観念の間の区別が不明瞭で、もっとも複雑なのが恋愛感情です。なぜなら、すべての恋愛や嫉妬が妄想の場合と似た主観的な意味づけの要素を含むからです。ある朝、並木道を向かい側から歩いてくる女性とすれ違う。その女性の微笑みが自分のために故意に向けられたものではないのに、自分に向けられたものだと思い込んでしまう。そこから恋が始まることもあります。逆に、自分の妻や恋人が自分以外の男性と親しげに応対している様子を目撃して、どうもこの二人は怪しい。何か関係が生じているのではないかと嫉妬することもあるでしょう。この嫉妬と恋愛感情だけは、精神病的な観念と正当な観念との区別がもっともつきにくいもので、私たち精神科医でさえも判断に苦しむことがあります。○恋愛は美しい誤解があるからこそ成立するどんな相手にひかれるかというのは、一つには、小さいときから植えつけられたさまざまな価値観や環境などから受ける影響によって、好ましいと思える相手のパターンⅡ理想の恋人のイメージが頭の中できあがっていきます。そして、そのイメージを相手の中に「投影」するわけです。この場合の「投影」とは、自分の中にある心理を外界、とりわけ他人の中にあるものとして受け取ることです。さらにその場合、相手の部分的な特徴をとらえて、それを全体的な性質だと錯覚することになります。コミュニケーションは非常に重要ですので、これからここで→出会う結婚相手とはコミュニケーションを途切れないよう気を付けましょう。

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