女性にとっての結婚

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結婚は人生においてオプションだ。これは、もう、多くの女たちに共通の認識だ。たとえ
ば、パリに行く、と、決めた人が、パリ郊外のベルサイユのオプショナル・ツア
ーに、行こうかどうしようかと迷う。オプションである結婚は、そんなものだ。
あるいは、クルマを買おうとする時に、エアコンはどうするか、カーステレオは・・・と
考える。クルマを買うことが人生そのものならエアコンやカーステレオが、結婚だろう。
つい最近も、知人が高校生になる自分の娘の将来についてこんなふうに話していた。
「本人が健康で幸せなら、世界中どこに住んで、どんな仕事についてもいい。結婚はして
もしなくてもいいけれど、結婚だけを目的にするような生き方をする人間にはなってほし
くない。結婚は人生のプラス・アルファ。要するにオプションなので決して主な目的では
ないのだから」
人生を充実させるオプションの1つ、結婚を探しに。今までよりも充実した人生を。
クッキングパパ
週刊コミック誌『モーニング」にうえやまとち作「クッキングパ・こという連載マンガ
がある。毎回、ストーリーに食べ物が登場し、その作り方を紹介するという展開なのだが、
単行本がもう一○数巻もでている人気マンガだ。
このマンガの主人公の荒岩一(かずみ) 味さんは福岡市に住む三十代のサラリーマン。あまり大き
くない商社の営業主任だ。
同年配の奥さん虹子さんは、地方新聞の文化部記者。公団風のアパートに住桑、小学二
年生の男の子がひとりいる。
設定は、料理の好きな荒岩主任に、家事がまったくダメな虹子さん―ということに、
なっている。簡単にいってしまえば、「共働きのお父さん、頑張る」あるいは「女性記者
の夫蒋闘記」である。
たとえば、第一話はこうだ。場面は会社の仕事風景、時計が夕方の五時を示した途端、
「お先に」
と荒岩主任は、席を立つ。バイクを飛ばして息子の待つ自宅へ。自慢の腕をふるって、
この日の夕食はピザ風のイタリアン鍋だ。
食事を済ませて、息子と一緒にお風呂に入り、湯上がりにゲームを楽しんでいる時、虹
子さんが帰ってくる。
「めしできてるぜ」
荒岩主任は、もう一度背広に着替えて、やり残した仕事を片づけるため、オートバイで
会社に出掛けていく。こんな具合である。

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